Core Talk Cafe(四谷三丁目)(2015年10月3日(土))

過去の参加レポです。

・・・

四谷三丁目から歩いて5分ほどのところにある、「喫茶茶会記」という喫茶店?が会場です。
なぜ、「?」かというと、一応、案内の看板はありますが、一軒家のようにも見えて、う~ん、ここかな・・・と迷いつつ玄関を入ると、先客が、遊びに来た友人がくつろぐように、思い思いに過ごしていて、そこにスリッパに履き替えるよう案内される、という不思議な空間だったので・・・
(帰ってから、気になって「喫茶茶会記」のサイトをチェックしましたが「こじんまりとした文化サロンです」とありました。確かに、そうとしか言えませんねえ・・・)
だけど、決して初めての人が居づらいということではなく、物腰柔らかいマスターがいい感じで対応してくれるので大丈夫です。(あ、このマスターも哲学カフェに参加しますよ。)

いつも、時間通りには始まらないらしく、マスターや周囲の人と話をしていると、20分遅れくらいでスタートです。
(あとで聞くと、マスターではなく副店主で、副店主も含め、4人が交互に進行役をしているそうです。)
参加者は10数人で、カウンターの奥にある個室で輪になって座るかたちです。
少し薄暗い照明で、雑音もなく、対話に集中するのに最適な環境でした。
更に、なんということでしょう(ビフォー・アフター風)、この日は使いませんでしたが、奥には、もう一つ、個室がありました。
前回は参加者が20数人になり、奥と二つに分かれて話し合ったようです。こんなにスペースがあるなら安心ですね。

参加者は、20~30代の方が多かったように思います。いつも、そのくらいの年齢構成で、学生が来るともっと若くなるようです。私は明らかに平均年齢を押し上げてしまいましたね。
今日のテーマは「やさしさ」でした。
人がやさしいのか、行為がやさしいのか、やさしさの対になるものは何か、やさしいとされるために必要な条件は何か、誰にとってやさしいなのか、といった話題が、行きつ戻りつしつつ展開されましたが、率直に言って、とても楽しかったです。
議論が構造化されて積み上がっては、壊され、元にもどって、また積み上げる、積み上げているうちに、さっき壊したはずの話とつながってくる・・・そして、脳みそのどこかがシュワシュワと飽和してくる・・・という哲学カフェの醍醐味を堪能させていただきました。
(私は、半分は、哲学カフェの実態調査という気持ちで参加しているのですが、思わず熱くなってしまい、しゃべりすぎてしまいました。すみません・・・)

哲学の専門用語なんて使わずに、しっかりと構造化された議論を展開し、そのなかにも一風変わった着眼点を見つけて、そこを踏み台に適度に飛躍もする、という理想的な進行だったと思います。参加者も、進行役に負けず劣らず、抽象的に概念化された議論についていき、また、自らの考えを発展させていました。
また、どの参加者も、議論自体を楽しんでいるという妙な安心感があり、いつもはあまりしないのですが、この日は1、2度、あえて、明確に反対意見を述べてしてしまいました。実際、反論を攻撃ではなく提案としてきっちり受け止めてもらえたと思います。
これらは、Core Talk Cafeの4年以上続いているという長い伝統があるからこそなのでしょうね。(第54回ということで、4年以上、毎月1回、欠かさずに開催しているということになりますね。頭が下がります。)

Core Talk Cafeのサブタイトルに「おとなのための哲学カフェ」とありますが、きっと、これは、おとなが日常のしがらみから脱してこどもに戻り、論理をおもちゃにして対話で遊ぶことができる、そんな意味なのではないかと思いました。
最後に、進行役の方から、この続きは、皆さんがそれぞれの場で別の人たちでやってください、というような言葉がありましたが、本当に、このような場が、どんどん広がればいいと思います。

なお、抽象的で構造化された議論なんてできないよ、という方でも参加して全然OKだと思います。きっと、「よくわからなくなったんだけど」と言えば、誰かがまとめてくれます。
それに、少々論理的におかしくても、自分の経験から思わず出てしまうナマの発言の迫力というのも哲学カフェならではだと思います。

帰りの電車では、席をゆずらないとやさしくないよなあ・・・前に老人が立たないといいなあ・・・とドキドキしながら座りました。

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