対話の実験室@公-差-転(善福寺)(2016年8月21日(日))

過去の参加レポです。

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青梅街道沿いの交差点の角の雑居ビルにある「公-差-転」という色んなイベントをやっているスペースで毎回やっているようです。僕は荻窪からバスで行ったら、バス停からすぐでグーグル先生の力も借りたので迷わず着きましたが、迷った方もいたようです。お地蔵さんがあるビルですよ!手がかりになるかわかりませんが。
ビルの4階?3階?なので階段を登ろうとしたら、足元注意と書いてあったので、なんでだろう、とキョロキョロしていたら、階段の幅が途中で変わってたのに気付かず転びました。皆さん注意してくださいね。
と、マイナスっぽいことばかり書きましたが、僕はこのビルの雰囲気は大好きです。妙に見晴らしがいいトイレとか、踊り場の感じとか昭和な感じでいいですね。(古民家好きなんです・・・)
会場は、靴を脱いで上がるかたちで、マットもひかれ、クッションもあって子供に優しい感じでした。もう少し人が少なければ寝っ転がりながら話せそう。(椅子もあるので大丈夫ですよ。)
参加料無料なのにお茶やお菓子や梨まで出て・・・小さい子供がいる友達の家に遊びにいったような気分でした。

本日のテーマは「対話ってどんなもの?」でした。
この日は十数人参加で部屋はいっぱいでしたが前回は6名だったということでした。また、今回は男性がほとんどでしたが、今回は男性が多いねというような話をしていたので、回によって、雰囲気は違うみたいです。
まずは、簡単な自己紹介のあと、なんと対話について絵を書くように言われました。画用紙で絵を書くなんて何年ぶりだろうと思いましたが、意外とさくっと書けました。ほかの人も結構さくっと書けていたし、大きな声では言えませんが、みんなそれほど上手じゃないので大丈夫ですよ。(代表例として僕の絵を載せておきます。)
そして、皆でひととおり自分が書いた絵について解説したあとで、それをベースに話が始まりました。
「対話」というテーマは、言ってみれば僕の得意分野なので聞き役に徹しようと思ったのですが、結構話してしまいました。
かなり自分一人でも色々と考えてるので、あまり収穫はないかな、と思っていたのですが、気づかなかったような視点からの話もあり、とても面白かったです。
僕としては、「対話には、分かり合えない人同士で対話し、これ以上は分かり合えないね、という適度な距離感を合意するという成果もある」という話が一番の収穫でした。
話のメインの流れにはなっていなかったし、話した人もそれほどの意味は込めていなかったかもしれませんが、そんな話あったっけ、と思われそうな話にも誰かには価値があるかもしれないというのが哲学カフェのいいところだと思います。

進行役は、哲学の大学の先生!ではありませんでしたが、本当に自分が興味があるテーマを一緒に考えている感じで、とてもよかったです。一緒に考える仲間感が溢れるっていうんですかねえ・・・
僕も哲学の大学の先生!ではなく進行役をやってますが、ここまでテーマに興味を持って一緒に考えるという感じではなかったので、刺激を受けました。進行役は技術よりハートかもなあ、なんて。
(あ、技術がないってことじゃないですよ。あえて言えば、ハートがあれば、技術なんて問題にならないんです。)

そして、いきなり、終了時間となり、もやっとしたまま終わりました。絵を書いたりもしたので、あっという間の3時間でした。
そこから皆さん残って話していましたが、僕は家族で夕ごはんだったので、さくっと帰りましたよ。
荻窪あたりっていいところだなあ、中央線って、ある意味憧れだよなあ・・・なんて思いつつ。

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