「わわわの話」に行ってきました

昨日は、池袋の隣の要町にある古民家カフェでやっている「わわわの話」に行ってきました。
「わわわの話」は、知人で「ねりてつ」などの活動をやっている方が数年前からこのカフェと共催していて、この日は、これまた知人で「哲学探偵」という手法?をやっている方が進行役ということで行ってきました。
というと、知人のところに顔を出したような感じですが、僕は古民家カフェが好きで、いつか古民家カフェで哲学カフェをやってみたいと思っているので、実は会場の下見だったりします。(笑)

連休の中日の夕方、要町の駅を降りると、池袋から一駅乗っただけで、住宅街感満載でびっくりしました。時間があったので迷いつつ散歩してみたら、夕方の住宅街のなかに小さな魚屋さんの灯りがあったりしていい感じ。

そして、会場の「藤香想」という古民家カフェもいい感じでした。庭の緑もきれいで、内装も重すぎず、軽すぎず。(ちなみに、重い・軽いというのは僕の勝手な古民家カフェ評価基準なのですが、例としては、重い=白川郷の合掌造りみたいな本格派、軽い=アメリカンなペンションぽいの みたいな感じです。あ、哲学カフェと関係ないですね。)

テーブルが並ぶ1階から、狭い階段を上がり、会場は2階の和室でした。(しつこいですが、古民家カフェ好きとしては狭い階段は褒め言葉です。)ここも隠れ家っぽくていいですね。休日は他のお客さんもいるので2階でやるけど、平日は一階でやることもあるようです。
2階は、畳+座布団なので、特に女性は座りやすい服装で行ったほうがいいかもしれません。

集まったのは、10名ちょっと。男性のほうが少し多く、年齢層は、40代の僕と同じか、少し上くらいが多かったかな。
聞いてみると、土日はだいたいこのくらいの人数で、平日だと6、7名のことが多いようです。土日と平日をあわせ、月に1、2回開催しているようです。

いつもは、「ねりてつ」などをやっている主催者か、お店の方が進行役をやることが多いようですが、この日は特別で「哲学探偵」さんの進行でした。
「哲学探偵」とは、僕の理解では、論理的に考えるための基礎的な道具を紹介し、使ってもらうワークショップ的なものです。よくわかっていないのですが、クリティカルシンキング的な技術と哲学対話の場とを接続させる試みのように思います。動画もアップしているようなのでご興味があればご覧ください。

この日のタイトルは、「究極の選択をしてみませんか?」というもの。どういうことかな、究極とは何かとか話し合うのかと思ったら、実際に究極の選択をするというものでした。あまり書くとネタバレになりそうなので、ぼやかして書くと「うんこ味のカレーと、カレー味のうんこではどっちを食べるか!」みたいな感じです。もっと上品だし、もっと哲学的に面白い問い方でしたが。
そのなかで特に力点が置かれていたのが、「相手の主張をきちんとそのとおり聞く」ということ。どれだけ自分が普段人の話を聞いたように装ってスルーしていたかがよくわかり、とても興味深かったです。発言者の目を見てうなずいているのに、頭では少し前の別の発言について考え続けている、みたいな。

2回の休憩を挟み、3時間かけて終了。あえて普段の哲学カフェっぽくしない進行でしたが、普段の哲学カフェとは別の切り口で色々と考えさせられて面白かったです。ちょっとノウハウを盗んでノーマルタイプな哲学カフェと組み合わせられそうな気もするな。哲学探偵さん、哲学泥棒してもいいですか?

終了後、お腹がすいたのでカレーを食べました。スリランカ風のサバカレーということで、エスニック好きとしては本当においしかったです。レトロなストーブの炎もいい感じ。この炎を囲んで哲学カフェしたいなあ。もう少し家に近かったらなあ・・・

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