ヨコハマタイワ33を開催しました

昨日は今年初めてのヨコハマタイワでした。

テーマは、「哲学カフェでは『◯◯っていいことなの?』っていうテーマになりがちだけど、そもそも『いい』ってどうやって決めるの?」でした。これは、確か、前回、参加者の方からテーマの候補として出していただいたテーマだけど、ボツになっちゃったものです。こういうシンプルすぎて難しそうなテーマにチャレンジしてみたくなったので。

どうでもいいですが、長ったらしいテーマにしたのは、「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」っていう岡村靖幸の楽曲のオマージュです。当然、誰にも気づかれませんでしたが・・・だからテーマの要点は「『いい』ってどうやって決めるの?」です。

場所は、二回目の開催となる港の見える丘公園近くのイギリス館っていう洋館の2階でした。坂を登っていくのが欠点だったのですが、駅からエスカレーターで結構近くまで上がれることを知ったので、またそのうち使おうかな。

8名を募集したところ、土曜日の午前中にも関わらず早い時期に満席になり、当日も全員お越しいただきました。インフルエンザとかは下火になってるのかな?

参加者は、何度かお越しいただいている方3名、久しぶりの方1名、哲学カフェは参加したことがあるけどヨコハマタイワは初めての方2名、哲学カフェ自体初めての方2名ということで、色んな方に来ていただいて嬉しい反面、難しそうなテーマだけど大丈夫かな、とちょっと不安になりました。参加者の一人が言っていたけれど、もう少し、絞ったほうが話が広がりすぎないのでやりやすそうに思うんですよね。

けど、結果としては、いい線いったんじゃないかな、と思います。初めてかどうかなんて関係ないと再確認しました。

僕自身の考察は別のブログに書いたけど、例えば、次のような話が出ました。

  • 個人にとっての「いい」と社会にとっての「いい」がある
  • 社会が決める「いい」「わるい」とは別に絶対善・悪があるのかどうか
  • インプット(美術作品を作るのにかけた手間など)と、アウトプット(美術作品の出来の「よさ」など)とは関数のグラフのような関係を描けるんじゃないか
  • 子どもに「いい」を教えることの意義・問題

などなど。

当然、最終的なゴールまでは行き着かず、「いい」の基準は相対的か絶対的か、とか、道徳的な善悪の基準と美の良し悪しの基準は同じように語れるのか、といった問題は積み残しになったけれど、なかなかよかったんじゃないでしょうか。

すごく楽しかったです。皆さん、お疲れ様でした。
あと、色々お菓子を持ってきていただきありがとうございました。僕は頭を使うとお菓子を食べたくなっちゃうんですよね。

そういえば、終了後、板書があってよかったです、と言われたのが嬉しかった。そう、実はこれ、進行しながら書いててすごくね俺、と密かに自画自賛してたので、素直に嬉しいです。ただ、字が汚かったり漢字が書けなかったりと問題はありますが・・・・

あと、実は皆さんの思考の枠組みをコントロールしちゃってる、っていう懸念もあるんですよね。どうしてもホワイトボードにひっぱられて議論が進んでしまう。けど、自分自身の参考にもなるし、僕はこれしかできないから今後もこれでいきます!

次回は3月上旬で会議室を押さえてるんですが、花粉症の状況を見ながらやるかどうかを決めますね。花粉症おそろしい・・・

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