ヨコハマタイワ9も終わり、花粉症のためちょっと休業

今日は午前中にヨコハマタイワ9を開催しました。
実は、僕は開催前に近くのスタジオで朝ヨガをしてました。
(だからどうしたという声も聞こえますが、なんてリア充でかっこいいんだろう、と勝手に自画自賛しているので、邪魔しないでください。)
ヨガと哲学対話は関係あるのでは、と思っているので、なにかうまく結び付けられるといいなあ、と思っています。
(一度、ヨガのあとに輪になってヨガスタジオで哲学対話するというイベントに出ましたが、とてもよかったですよ。)

場所はいつもの日本大通りの開港記念会館でした。こういう天気がいい日にはやっぱり映えるなあ。

日曜の午前中ということで少人数かな、と思っていたら意外と来てもらえて、僕以外に7名の参加でした。
来てもらえること自体とてもうれしいのだけど、今日は特に、大学生にも来てもらえたのがうれしかったです。
僕自身、大学生の頃、間違えて?法学部に入ってしまい、哲学的な話をできる場を欲していたので、
そういうニーズを少しでも満たせたならうれしいです。

テーマは事前に設定していて「普通の人生ってどういうの?」でした。
普通の人生という言葉自体がネガティブな感じがあるとか、普通を求められるのはきつい、というような色々な話が出ましたが、
僕が感じたように勝手にまとめると、
・普通の人生というのは、客観的に捉えた場合と主観的に捉えた場合とがある。また、統計的な事実として捉えた場合と社会規範的に捉えた場合でも異なるのではないか。
・客観的な統計的な事実として捉えた場合でも、その母数を1=自分自身に近づければ、主観的な捉え方と近づくのではないか。
・「普通の人生」とは、慣れたもので囲まれた状況であり、自分のテリトリー、またはホーム・アウェイの対比でいえばホームな状況であり、安心できる環境のことだとも言える。
・社会規範的な意味での「普通の人生」には、人を動かす力がある。例えば住宅メーカーのCMでの家族像の押し付けなど。
・この場合の「普通の人生」は、少し古い統計的な「普通の人生」を引きずっている。
・インターネットにより蛸壺化した今は、小室の音楽のようなバブル前後の「普通」は成立しにくくなっている。天気の話くらいしか万人に共通の話題は残っていないかもしれない。
・その分、人とのつながりは難しくなっているが、SNSを通じてなんとか人とつながろうとしている。日本人としての感性の共通性はなかなか失われないのではないか。
・一方で、多様化するということは違いを認めるということであり、「普通の人生」を押し付けられないということは、いいことなのだと思う。

という感じでした。こんな言葉遣いじゃなかったと思うし、ほかにもとてもいい話があったし、順序もこのとおりではなかったけど、
僕が今思い返すと、こんなふうにまとめたくなります。どうです?なかなか論旨が通った感じがしませんか?

こんなふうに書き残したのは、今回は、なかなかうまく構築できたということを記録しておきたかったのと、
もうひとつ、今日の参加者の方に、人によってこんなに受け止めが違うということを示しておきたかったからです。
多分、僕のまとめ方に同意してくれる参加者なんていないんじゃないかなあ。きっと全然違う感想だったんじゃないかなあ。それが哲学対話の面白いところです。
(念のためですが、僕は、こんなふうに色々と具体的な成果があったと感じられる回が、なんだかわからないモヤモヤばかりだった回よりも成功した訳ではないと思っています。
どちらも、それぞれ別の楽しさがあるよなあ、ということです。)

ということで、5分ほどの休憩を除いてほぼ2時間話したところで終了。
最後に感想を一言ずついただきましたが、時間の都合上、僕の感想がちゃんと言えなかったので、ここに書き残しておきます。
「普通というのは、『みんなが20代で結婚していること』のように、事実や事柄として、静的に捉えてしまうと、それは他者への押しつけとなり、ネガティブなものになってしまう。だけど普通を『みんなが人とつながろうとがんばること』とか『みんなが他者をそのままの存在として認めること』のように動作や心がけのように動的なものとして捉えるとポジティブにもなりそう。静的と動的の違いというのがなんだか関係してきそうな気がする。そこが気になる。」

そのあとは、みんなで僕おすすめの南インドカレーを食べに行きました。喜んでもらえてよかった。
あと、希望者でまたボードゲームもやりましたよ。

とにかく、重い花粉症の僕としては、花粉症前の最後の休日を、天気もよいなか、とても気持ちよく過ごさせていただきました。
次回は花粉症が終わった4月後半を予定しています。しばし休業です。

    ヨコハマタイワ9も終わり、花粉症のためちょっと休業” に対して2件のコメントがあります。

    1. 落合 香 より:

      いちろうさん
      いつもありがとうございます。
      こういったコミュニケーションの場を作って頂き、感謝です。
      今回は特に自分にとって「気づき」があったので、収穫大でしたし、いちろうさんが仰っているように、色んな意見があって、楽しい回でした。
      それこそ、違いを認めあえる人たちで良かったなぁと思っています。
      インドカレー、美味しかったです。
      しばらく、お目にかかれないのは寂しいですが、次回、また、楽しみにしてます。

    2. ichiro より:

      ありがとうございます。次は北インドカレーではなく南インドカレーもトライしてくださいね。

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