ヨコハマタイワ48を開催しました テーマは「人と人との化学反応はどうやれば起こせるのか」

先週日曜日はヨコハマタイワでした。
今回は、初の試みで、進行役を、僕ではなく、常連で参加いただいている方にやってもらって、僕は一参加者として参加しました。
参加者は、僕を含めて7名でした。(8名定員で1名体調不良のためご欠席でした。)
進行は、かなり僕のやり方に寄せてくれて、ああ、僕ってこうやってるのか、と、何だか不思議な気分でした。ホワイトボードに書いているときって、誰かが手を挙げていても気づかないもんだな、とか色々気付かされました。
当然、進行の仕方は僕との違いもあって、なんというか、心に寄り添った、優しい進行でした。(僕の進行は、もっと殺伐としている気がしますね。)
なんといっても、一番の感想は、進行役って大変そうに見えるものだな、というもの。進行役、お疲れ様でした。
まあ、進行役って、その大変さも込みで面白いんだけど。もし、進行役をやってみたい、という方がいらっしゃったら、僕に一言くださいね。新しい景色が見えますよ。(一応、セレクションありです。途中30分だけ、というのもOKです。)
ということで、ここからは、進行役の方に書いていただいたまとめです。


今回は参加者の皆さんからテーマを募るパターンでした 。5つの候補が挙がり、その中から選ばれたのは「人と人との化学反応はどうやれば起こせるのか」です。

ここで言う化学反応とは、数字で言うと1+1が2を超えて3にも4にもなるってやつです。例えばサッカーの試合で、選手一人ひとりの能力の単純な足し算以上の力がチームとして発揮されるようなイメージです。学校でもクラスや授業のコマによって(適切な表現か分かりませんが) 盛り上がっていい感じの授業になる場合と、ただただ眠い場合があります。ビジネスの場でもそういうのってありますよね。みんなの頑張りがうまい具合にかみ合って大きな成果に結びつくような。

まずは問題設定の解釈についての議論になりました。ひとつ挙がったのが、恋愛における一目惚れはどうかという問いです。隣のクラスの一度も話したこともない生徒に一目惚れした場合、その強い衝動は今回の化学反応の範疇に含むのかどうか。これに対しては、化学反応の舞台は必ずしも集団である必要はなく、恋愛のような1対1の関係も含めて良いのではないかという意見が出ました。一方で提案者のお話を聞いていると、一目惚れのような一方向の感情というよりは、お互いが影響を与え合い相乗効果が生まれるような状況の方がしっくりきそうでした。敢えて恋愛に絡めて言うと、ものすごく楽しかったデートなんかが相当しそうです。

この話の流れでひとつ大きなポイントが見えてきました。それは「目的やゴールの共有」です。スポーツなら勝利、ビジネスなら成功、授業では学びが得られること、デートならお互いが楽しいことでしょうか。登場人物全員が同じ目的を共有していることが、化学反応が起きるための前提条件なのではないかという話になりました。

そしてここから、この前提の元となる、どうすれば化学反応を起こせるか、という具体的な議論に入っていきました。そこで出た1つの仮説は「キーマンの存在」でした。具体的には、主体的にポジティブな声出しをする人です。

声出しとは、例えば飲食店での店員さんに対する労いのひと言なんかがそうです。それに対する店員さんの笑顔や返事を受けて、また次のアクションが生まれ、それがどんどん重なっていき相乗効果で強まっていく。1対1ではなく複数人のコミュニティにおいては、1つの起点からのこの相互作用がコミュニティ全体に波及し、全体として大きな化学反応が起こるわけです。

このようなキーマンが一人いれば、コミュニティの全員に特別なポジティブさがなくても、場の雰囲気が変わり化学反応が起こり得る、というのがこの仮説の興味深いところです。

もう1つ興味深かったのは、このキーマンは必ずしも人格者であったり素行の良い人である必要はないのでは?という意見でした。同じ目的やゴールを共有する者同士においては、その目的に対する熱意やひたむきさがある種の誠実さと映り、周囲からの信頼が集まって化学反応が起きる、という仕組みです。

ただし多くの場合コミュニティの目的やゴールにはメンバ全員の幸せが含まれます。なので実際の所、人柄が良く周囲への思いやりの深い人がキーマンになることが多いとは思います。

一方で、この共通の目的に対して強い推進力を持つ人がいれば化学反応が起こり得る、という人間の一面はリスクも孕んでると言えます。お祭りは、その場をみんなで楽しもうという共通の目的がありますが、株式市場の乱高下や集団によるいじめや戦争なんかも同じくこの仕組みによって起こっているかもしれない、という意見も出ました。目的のスコープが狭いと、その目的の外側にいる人々への影響が見えにくくなります。そのような集団の勢いに流されないためにも、目的を見極める冷静さも必要だと感じました。

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